7月14日の広島戦(マツダスタジアム)、3回1失点の好リリーフで今季初勝利を挙げた京山将弥投手(24)のコメントに、今年にかける思いと先発への強い思いを感じた。

1点リードの4回から登板。5回に1度は同点に追いつかれたが、6回に牧が約1カ月ぶりのアーチとなる決勝の17号ソロを放ち、白星を手にした。

今季、対広島戦初のカード勝ち越しを決め、チームも盛り上がる中、試合後、球団広報から今季初勝利を挙げた京山のコメントが配信された。

「石川が先発でいい流れを作っていたので、その流れを消さないよう意識して投げました。ショートイニングでの勝利となりましたが、先発として長いイニングで勝ちがつくよう頑張りたいです」

14日の広島戦で先発予定だった東が、新型コロナウイルスに感染し、登板を回避。特例2022代替選手で登録され、勝利に貢献したが、余韻には浸らず、次の目標を見据えた。

今季は6試合に先発し、0勝1敗、防御率3.90。3日のヤクルト戦で2回途中6失点で今季初黒星を喫し、4日に出場選手登録を抹消。東の離脱もあって、1軍復帰登板はリリーフで迎えた。

マウンド上でのぞかせる強気の表情とともに、今季初勝利を挙げた夜の決意にみちたコメントは、今後の登板に期待を抱かせた。【DeNA担当=久保賢吾】