<ソフトバンク3-0ロッテ>◇6日◇ペイペイドーム

ソフトバンクは、開幕前のロードマップとは違う道のりで9月を迎えた。「現在地」は2位狙いか。ロッテ3連戦は初戦を落としたが、この日は先発有原の好投もあり、1勝1敗とした。2位ロッテには3ゲーム差。続く楽天との3連戦を含め、勝ち越さなければ目標はさらに下方修正される。

総額80億円とも言われた昨オフの大補強。チームトップの7勝目を挙げた有原の姿を見て感じたが、近藤を含め、この2人がいなかったらさらに戦いは厳しかったろう。両選手の獲得は成功だった。

今春のWBCで世界一に上り詰めた栗山ジャパンも、思い返せば栗山監督を含め、母体となったのは「日本ハム」出身者だ。エンゼルス大谷にパドレス・ダルビッシュの両腕。2番打者で活躍した近藤もそうだし、いい選手が多い。残念ながらチームを離れる選手が多く、日本ハム自体は新庄監督とともに「変革」の道中だが、ドラフト戦略や編成方針などは大いに参考になるのではないだろうか。

3年目の井上がプロ初安打を含む2安打を放った。お立ち台に呼ばれ、笑顔も初々しかった。チームは9月に入り、若手起用にかじを切った。「井上も2本打ったね。でもオリックスの若手らに比べるとまだまだね」。試合後、王球団会長はさらなる若手の奮起も求めていた。そう、貪欲な姿勢は、最終戦まで持ち続けてもらいたい。【佐竹英治】