レイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(30)が10日に渡米する。
8日に沖縄・名護の日本ハム1軍キャンプで取材に応じる姿を、囲みの輪の後方で眺めていた。ちょっと懐かしい気持ちになった。
上沢と話したことがあるのはおそらく2回。最初が2010年の12月。次が12年の夏だったと思う。当時はアマチュア野球担当だった。「佑ちゃん世代」のドラフトが終わった年末、翌年のドラフト候補特集用に千葉・専大松戸を訪れた。16歳の上沢は既に187センチあった。野球歴はまだ5年。フォークとチェンジアップを習得中という未完の大器で「早いうちからプロの厳しいレベルでやりたい」と、ゆっくり落ち着いた語り口で話していた。
12年の夏は確か、プロ入りした上沢が千葉大会に母校の応援に来た時だ。髪が伸びて口調もはきはきして、1年半で随分印象が変わったなと思った。さわやかに対応してくれたのを覚えている。
その右腕が、メジャー挑戦のため海を渡るという。「向こうに行ったら僕はルーキー。勝負は初日から始まっていくので、緊張感も楽しみな気持ちもあります」。あの時と同じく、ネクストステージでの刺激を求めていた。身長は初めて会った時と変わらないのに、すごく大きく見えた。
昨季までほぼ行くことがなかった日本ハムの現場に、今年はちょくちょくお邪魔することになる。山崎は日大三-明大時代に、伏見は東海大で担当として取材していた。加藤豪はキャンプで初めましてだったが、ヤンキース傘下にいたころ、毎日出場成績を短い記事にしていたので「本物だ」と思った。
久々の再会、初めての出会いに心動かせながら、名護での1週間を過ごしている。【遊軍 鎌田良美】




