新潟が新発田に勝利し、3回戦にコマを進めた。3-2で迎えた8回には、2死走者なしから3連打で貴重な追加点をもぎとった。スローガンの「超ポジティブ主義」をグラウンドで実践した。18日から3回戦が行われる。

 新潟ナインは底抜けに明るかった。守備を終えて戻ってくる選手たちを、ベンチメンバーがハイタッチで迎え、攻撃への雰囲気を盛り上げた。終始、ベンチ内で声が途切れることはなかった。スローガンに「超ポジティブ主義」を掲げ、常に前向きな姿勢に、後藤桂太監督(48)は「チームのとりえです」と話した。

 そんなコンセプトを象徴するシーンが訪れた。3-2で迎えた8回だった。無死二塁から、小田陽輔(2年)の打球は遊直。併殺で一瞬にしてチャンスが消えたが、だれもネガティブにならなかった。2死走者なしから3連打で追加点。2死一、二塁で、村山倫太郎(3年)が中前適時打を放った。村山は「失敗があっても切り替え、次の打者がチャンスをつくっていく。それが超ポジティブ主義です」と胸を張った。

 13安打を放ちながら5得点にも、後藤監督は「選手たちには『失敗してもめげるな』と言っている」と強調した。今春県大会の初戦で新潟商に0-7でコールド負け。この敗退後、スローガンを決め、エース諸橋慶多(3年)が「三振を取れる球を覚えたい」と、春以降にフォークボールを習得した。米国人を父に持つサウスウィック・トーマス(3年)は「先制すれば、いけると思っていた」とナインの気持ちを代弁した。後藤監督は「(ポジティブ思考で)どんどん行こうぜ、で勝っていけば本当の力になる」と確信していた。【涌井幹雄】