昨年の決勝を戦った両校が、今年も1点差の熱戦を展開し、智弁和歌山が逃げ切って4強入りした。

 4回まで再三の好機を逃した智弁和歌山は、5回1死一塁で野口春樹中堅手(2年)の一塁線突破三塁打で先制。その後7回までに4-1とリードした。9回に2点を返されたが、守備陣全員で踏ん張った。昨年は1-1で延長に入り、11回に1点ずつ取り合って、12回に1点を許し2-3でサヨナラ負けしていた。今年も接戦となり、高嶋仁監督(69)は「こういうゲームになるだろうとは思っていたが、みんなよくやってくれた」と、甲子園へ1歩前進した選手を褒めていた。