横浜が延長10回サヨナラ勝ちで優勝した13年以来、2年ぶりの決勝戦進出を決めた。

 7回に同点とされ試合は延長に入った。10回、先頭の三河聖央内野手(3年)がこの日3安打目となる右前打を放つと、矢後新太内野手(3年)が犠打を成功させ得点圏に走者を進めた。1死二塁、石川達也投手(2年)がカウント3-1から外角低めの真っすぐをとらえ、右越えへサヨナラとなる二塁打を放った。

 今夏で勇退する渡辺元智監督(70)は「感無量ですね。選手を信じて良かった。技術というよりもこの雰囲気に慣れて、精神的にたくましくなってきた。明日もチャレンジャー精神で、倒れても倒れても起き上がるような野球をやらせたい」と気を引き締めた。