広瀬の夏が来た!全国高校野球は今日6日開幕。3季連続甲子園出場の静岡は開幕前日の5日午前に開会式リハーサル、午後には関西創価で練習に臨んだ。昨夏は直前でメンバーを外れた広瀬舜(3年)は初めて「夏の大会」を迎える。チームメートとリハーサルの行進をばっちり決め「センバツと違って暑い中での行進。暑い方が燃えますね」と気持ちを高揚させた。

 センバツには出場した広瀬にとって甲子園の代名詞はやはり「夏」だという。昨夏は予選でメンバー入りしたものの、最終的には甲子園メンバーからもれた悔しさがある。広瀬は「ようやく見せ場がきたな」とにやりと笑う。1回戦は第4試合。左翼の広瀬にとって「太陽の見え方ですかね」と警戒する。日中でも打球がスタンドに紛れて見えにくいが、夕暮れとなればさらに見え方も変わるに違いない。「センバツよりもスタンドに白が増えると思うので」と、想像を働かせて準備に入るつもりだ。

 この日は午前7時前に甲子園に到着し、9時からのリハーサルへ待機。昼食と移動を兼ねた後、最高気温37度の中、2時間の練習を消化。明日7日の初陣に向けて「そこまで疲れたわけではないけど、疲れをとって臨みたい」と口にした。

 開会式は今日午前9時から。広瀬の暑い夏が始まる。【加納慎也】