花咲徳栄(埼玉)が18安打15得点の猛攻で三沢商(青森)を下し、16強入りを決めた。夏の大会に初出場した2001年以来14年ぶりの勝利となった。

 花咲徳栄は初回、久々宇の二塁打を皮切りに、四死球に3安打を絡め4点を先制。2回にも久々宇が先頭で二塁打を放ち、岡崎の適時打で1点追加した。

 3回にも、花咲徳栄は久々宇のタイムリーで2点を追加。5回には太田が2点適時二塁打を放った。

 8回に1点を追加すると、9回には再び猛攻。太田のタイムリーで12点目を挙げると、1死一塁から4番の大滝愛斗外野手(3年)が左翼フェンスに直撃する強烈な打球を放った。フェンスに当たったボールが大きく外野に転がる間に、大滝は三塁を蹴り一気に生還。ランニングホームランで14点目のホームを踏んだ。その後も1点を加え、18安打15点で大勝した。

 ◆花咲徳栄 1982年(昭57)創立の男女共学の私立校。普通科と食育実践科があり、生徒数は1751人(女子725人)。野球部員は123人。夏の甲子園は01年に初出場し今回が3度目。センバツは過去3回出場で03年に8強。主なOBにオリックス若月健矢、ボクシング世界王者の内山高志。所在地は加須市花崎519。小林清木校長。