早実のスーパー1年生・清宮幸太郎内野手の来春センバツを目指す戦い。強敵・二松学舎大付に延長10回、1-2でサヨナラ負けを喫しセンバツ出場は絶望的となった。6回に均衡を破る先制適時打を放ったが9回裏に同点に追いつかれ、10回裏に力尽きた。
10月12日・都大会2回戦:早実1-2二松学舎大付(立川市営)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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早実 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
二松 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
球場には早朝から続々とファンが詰めかけほぼ満員
二松学舎大付の先発は今春センバツ松山東戦で16三振を奪った大江竜聖投手(2年、左腕)
【第1打席=遊ゴロ】
1回2死走者なし カウント2-2からスライダーを打って遊ゴロ
【第2打席=二塁打】
4回2死走者なし カウント2-1から4球目スライダーを捉え右中間をライナーで破る二塁打。これがチーム初安打、初走者。しかし後続なく先制ならず
【第3打席=中前適時打】
6回1死二塁 フルカウントからの7球目スライダーを打って先制の中前適時打!
【第4打席=三振】
9回無死走者なし フルカウントから9球目の直球を空振り三振
早実は9回裏に1-1同点に追いつかれ延長戦に突入。10回裏サヨナラ負けした
- 4回、二松学舎大付・大江から二塁打を放つ早実・清宮
- 6回表早実1死二塁、清宮は先制適時打を放つ(撮影・丹羽敏通)
- 6回、先制の中前適時打を放つ早実・清宮
- 10回裏二松学舎大付は鳥羽(左)がサヨナラ打、ぼう然とする清宮(撮影・丹羽敏通)
- 悔しさをにじませながら取材に答える早実・清宮(撮影・丹羽敏通)
10月10日・都大会1回戦:早実4-3小平(八王子市民)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小平 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
早実 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
※延長11回サヨナラ
【早】服部【小】太田
- 3回裏早実無死一塁、清宮は右中間へ2点本塁打を放つ(撮影・山崎安昭)
【第1打席=一ゴロ失策】
1回1死二塁 カウント3-1からの内寄りのボールを打って一塁へ強い打球。一塁手がはじき記録は失策。一、三塁と好機が広がったが無得点
【第2打席=同点2ラン】
3回無死二塁 フルカウントからの6球目、真ん中カーブを右中間へ同点2ラン!
【第3打席=空振り三振】
4回1死三塁 フルカウントから6球目、外角高め直球を空振り三振
【第4打席=二直】
6回2死二塁 2-0から3球目、外寄り直球を打って二塁ライナー。勝ち越しならず
【第5打席=中飛】
9回1死走者なし 1-2から4球目、外寄り直球を打って中飛。3-3で延長戦へ
【第6打席=四球】
11回無死一塁 ストレートの四球。この後1死二、三塁から代打工藤のサヨナラ打で4-3で勝利!
5打数1安打1本塁打1四球2打点
9月19日・ブロック予選:早実8-0保谷(上柚木公園)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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保谷 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | X | 0 |
早実 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 4 | X | X | X | 8 |
※7回コールド
- 6回裏早実1死二、三塁、右翼場外に3ランを放つ清宮(撮影・江口和貴)
【第1打席=中前適時打】
1回裏1死二塁 カウント1-0からの2球目外寄り直球を中前へ先制タイムリー
【第2打席=四球】
3回裏1死走者なし 四球で出塁も無得点
【第3打席=中飛】
5回裏無死走者なし カウント2-0から3球目を打ち上げ中飛。今秋初めての凡退
【第3打席=場外3ラン】
6回裏1死二、三塁 カウント2-0からの3球目真ん中直球を右翼場外へ運ぶ特大3ラン! 今秋2戦連発の3本目、高校通算18本目
3打数2安打1本塁打1四球4打点
- 1回裏早実1死二塁、中前先制適時打を放つ清宮(撮影・江口和貴)
- 5回裏早実無死、中飛に倒れる清宮(撮影・江口和貴)
9月12日・ブロック予選:早実12-2東農大一(多摩一本杉)
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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早 実 | 4 | 2 | 0 | 4 | 2 | X | X | X | X | 12 |
東農大一 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | X | X | X | 2 |
- 2回表早実1死三塁、右越え2ランを放ちジャンプする清宮(撮影・江口和貴)
【第1打席=中前安打】
1回表2死無走者 カウント1-0からの2球目低め直球を中前安打。続く4番金子主将の右翼フェンス直撃の適時三塁打で先制のホームイン。早実はその後3点を追加し4点を先制
- 1回表早実2死、中前打を放つ清宮(撮影・江口和貴)
【第2打席=右越え2ラン】
2回表1死三塁 カウント3-2からの7球目真ん中直球を振り抜き右翼芝生席上部へ飛び込む特大2ラン。早くも秋1号が飛び出した。高校通算16本目
- 2回表早実1死三塁、右越え2点本塁打を放つ清宮(撮影・江口和貴)
【第3打席=右中間3ラン】
4回表1死一、二塁 カウント1-2からの4球目高め直球を右中間へ3ラン。2打席連発で通算17本目
【第4打席=四球】
5回表1死一、三塁 四球
3打数3安打2本塁打1四球5打点
- 4回表、右中間に2打席連続となる3ランを放つ早実・清宮(撮影・江口和貴)
- 4回表早実1死一、二塁、右中間に2打席連続となる3ランを放つ清宮(撮影・江口和貴)
【センバツへの道】
早実はブロック予選を勝ち抜き10月10日開幕の本大会(48校出場)を決めた。11月8日の決勝に勝って優勝すればセンバツ出場が確実に。準優勝以下の場合は関東大会上位校との比較になる(出場枠は関東・東京で「6」)
- 清宮の今夏全成績
清宮幸太郎アラカルト
生まれ 1999年5月25日、東京都生まれ
身長 184センチ
体重 97キロ。中1当時183センチ94キロあった
足のサイズ 31センチ
投・打 右投・左打
ラグビー歴 小4まで。その後野球一本に
家族 父・母・弟。父はラグビーのトップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督。弟の福太郎は東京北砂リトルで今夏世界一に
世界最長弾 早実中1年の12年夏、東京北砂リトルの主砲として米で開催されたリトルリーグ世界選手権に出場。8月22日パナマ戦で、右翼席中段へ推定310フィート(約94メートル)の本塁打を放った。66回目の同大会史上最長のアーチは、米メディアに「モンスター・ホームラン」と形容された。この大会、5試合で打率6割6分7厘、3本塁打で世界一に貢献
“104マイル”投手 リトルの世界大会で、この年代では飛び抜けている80マイル(129キロ)の速球も話題に。米メディアで「投本間が短いリトルリーグ。体感では104マイル(167キロ)に相当する。ジャパニーズ・ベーブ・ルースだ」と、驚きとともに紹介された
中2で160メートル弾 13年12月15日、阪神掛布打撃コーディネーター(DC)が調布シニアの練習を視察。清宮がシート打撃で放った推定160メートルの場外弾に「清原、松井クラス」と大絶賛した
佑見て野球 06年夏の甲子園を観戦。「ラグビーも大好きでしたが、野球の方が勝負できる」
1300グラムバット 木製バットで日々ティー打撃を行う