東邦の「ふじっしー」こと藤嶋健人投手(3年)が初戦を5-0で快勝し、最後の夏のスタートを切った。

 先発し7回を4安打8三振無失点。プロのスカウトのスピードガンで最速142キロを計測した。初回、四球と安打で無死一、三塁のピンチを背負ったが、ナックルカーブを武器に3者連続空振り三振に仕留めた。それ以降も何度も得点圏に走者を背負いながらもスコアボードに「0」を並べた。

 4番としては3打数無安打に終わった。しかし、2回の第1打席では左腰へ死球を受け出塁。先制の本塁を踏んだ。藤嶋は「3回ぐらいから力みが取れて楽に投げられるようになった。これまでは内容にこだわっていたけど、結果にこだわっていきたい」と振り返った。

 8回からは右翼の守備に就いていた松山仁彦外野手(3年)が2番手で登板し2回無失点。完封リレーで初陣を飾った。