2本塁打が飛び出た盛岡大付(岩手)が打撃戦を制し初戦を突破した。9回に菅原優輝内野手(3年)の左越え本塁打などで2点を勝ち越し、8-6で九州国際大付(福岡)とのシーソーゲームを制した。

 菅原の2人の兄、甲子郎さん(33)と利満さん(28)も盛岡大付で甲子園に出場し、ともに初戦敗退していた。「兄超えを目指してきた」と1勝を喜んだ。小原も兄広大さん(19)が同校でプレー。兄は3年夏の甲子園でベンチ入りメンバーから外れた。その兄のグラブを借りて、この日三塁の守備に就いた。「いい報告ができると思います」と声を弾ませた。