星稜(石川)は11安打を放ったが2点止まりで初戦敗退した。波に乗った市和歌山のエース赤羽陸投手(3年)に封じ込まれた。

 背番号「1」で4番の「ゴジラ2世」こと寺西建(たける)投手(2年)は、2安打も得点に絡むことができなかった。「自分の力が足りなかった。3年生に申し訳ない、ただそれだけです」と肩を落とした。先発マウンドでは2安打3失点で2回途中降板。右翼の守備に回ると、8回2死二塁から右翼前の打球を後ろにそらし、打者走者を本塁までかえしてしまった。

 林和成監督(41)は「選手は頑張ってくれた。ここまで連れてきてくれた。感謝したい。春、夏とまた戻ってきたい」と話した。