六日町が高田に延長10回、5-4でサヨナラ勝ちした。1回戦の新潟南戦の延長11回4-3勝ちに続いて2試合連続で延長戦を制した。

 95年(平7)夏に六日町が甲子園に初出場したときのメンバーだった岡村智紀監督(39)は「当時と同じような雰囲気がある」とナインを評しながらも「メンバーは、自分たちで何とかする。ビックリです」と話した。

 4-4で迎えた延長10回裏2死三塁。南雲拓実外野手(3年)が、カウント2-2からのスライダーを左中間に飛ばした。三塁走者の池田真遊撃手(3年)が両手を上げて本塁を踏み、延長戦に決着をつけた。「楽しんでやろうと、思い切り振った」とサヨナラ打を放った南雲拓は勝利の立役者になって笑顔満開。サヨナラの本塁を踏んだ池田は「苦労した分、喜びは大きい」と、2試合連続延長勝ちの疲労を吹き飛ばしていた。