守口東の先発・藤沢憲投手(3年)は“あと1アウト”で無念の降板となった。6回2死、6番打者に2球を投じたところで、足がつりマウンドに座り込んだ。

 1度は立ち上がり、ボールを投げたが、よろめき1人では歩けず、味方に肩を借りベンチに戻った。四本勇志監督(29)は「足がつったみたいです。最後まで1人きりで投げさせてあげたかった」とベンチで号泣したエースを思いやった。

 7回コールドとなったため、6回の3つめのアウトが最後のアウトとなった。藤沢に代わって登板した岡田元汰外野手(3年)は「藤沢が頑張っていた」と気持ちを込めて、三振を取った。