大阪桐蔭が相手投手の変化球に苦戦しながらも、3回戦を突破した。

 2回に坂之下晴人内野手(3年)の右中間への三塁打から失策を誘い、1点を先制したが、相手先発・豊島大輝投手(3年)のゆるい変化球に打ち取られ、6回まで8安打1得点。西谷浩一監督(47)も「なかなか攻略できなかった」とたたえるほど。それでも2-0で迎えた9回に3連打から一挙4点を奪い、大阪桐蔭打線の底力を見せた。

 苦しむ打線を支えたのは頼れるエースだった。先発の徳山壮磨投手(3年)が9回6安打1失点で今夏初完投。「ロースコアの展開で、自分の中で1回1回0点に抑えようと思っていた。」とセンバツ優勝投手として貫禄の投球見せた。