「打倒横浜」で粘投した藤沢翔陵のエース西沢翔太投手(3年)が、敗戦に泣き崩れた。

 「ずっと横浜に勝つためにやってきた」。春季大会3回戦では1-10で敗れており、雪辱の気持ちは強かった。

 5回まで3安打無失点と好投。内外へ抜群のコントロールを見せ、スライダー、チェンジアップもさえた。相手打線もてこずっていたが、6回に増田の1発で流れを持って行かれた。「甘い球ではなかった。少し相手が上回っていた」と涙が止まらなかった。