19年ぶりに北北海道大会を制した滝川西は一夜明けた23日、滝川市内の同校でミーティングと甲子園仕様の新ユニホームの採寸を行った。北大会4試合を1人で投げ抜いたエース右腕、鈴木愛斗(3年)は「まだ優勝した実感はあまりわかない」と振り返る。前夜は市内のジンギスカン店で祝勝会を行ったが、鈴木は「おいしかったけど、実は選手はへとへとで、それほど食べられてないんです」と話した。

 優勝決定後は掘田将人主将(3年)のもとに、無料通信アプリLINEなどで100通を超える祝福メッセージが届いたという。「僕が返しても、また相手から返信が届いて…。うれしいですけど、疲れました」と苦笑いだった。

 この日のミーティングでは、小野寺大樹監督(41)が「昨日(22日)は選手も家族も一緒に喜んだ。今日からは気を引き締めていこう」と気合を入れた。新ユニホームは甲子園出場回数を表す右袖の星の数を増やし、襟をなくすなどマイナーチェンジを施す予定。「新しいユニホームで良いプレーを見せたい」と堀田主将。視線はすでに甲子園に向いている。【浅水友輝】