元近鉄、オリックス監督の故仰木彬氏の母校で県内屈指の進学校、東筑が古豪復活を果たした。

 次々と私学強豪校をなぎ倒し、最後は今春センバツ8強で優勝候補筆頭だった福岡大大濠に3-1で競り勝った。同校の出場は96年以来で、公立勢としても21年ぶりの夏切符となった。

 2年生の右横手投げエース石田旭昇(あきのり)投手が2回戦から7試合を1人で投げ抜き計836球の粘投。甲子園出場へ「あこがれの甲子園でドキドキですが、打ち取る投球で1戦1戦大事に戦いたい」と胸を高鳴らせた。