大阪桐蔭が今春センバツ決勝戦の再現となった履正社との一戦で、シーソーゲームを制し、決勝進出を決めた。

 3回に1点を先制したが、直後に逆転された。5回に追いついたが、直後にまた勝ち越される苦しい展開。それでも大阪桐蔭は終盤に強かった。

 3-4で迎えた7回。先頭の藤原恭大外野手(2年)が二塁打を放つと、続く福井章吾内野手(3年)も二塁打を放ち同点。なおも無死二塁で、中川卓也内野手(2年)も二塁打で続き、勝ち越した。9回にもダメ押しの3点を追加するなど、センバツ王者の強さを見せた。

 大阪桐蔭は夏の大会で履正社に10連勝。西谷浩一監督(47)は「本当に紙一重で勝たせてもらった。履正社さんは非常に強かった。この勢いに乗って戦っていきたい」と熱戦を振り返った。

 春に続きライバル校同士の好勝負を制し、主将の福井は「最高です!」ととびきりの笑顔をみせた。