激戦区大阪で公立校の大冠(おおかんむり)が決勝の舞台で力尽きた。

 序盤リードする展開も、強豪、大阪桐蔭に逆転を許した。最終回に4点を挙げて反撃したが届かなかった。

 公立校の決勝進出は、大阪が北南に分かれて2校出場した1998年の桜塚以来19年ぶり。優勝となれば1990年の渋谷以来27年ぶりの快挙だった。

 今夏は有力私立高校を次々となぎ倒して決勝に進出。3回戦で東海大仰星、5回戦で大阪偕星学園、準決勝では上宮を破って勝ち上がり、“ミラクル大冠”の旋風を巻き起こした。