認められて以降、夏の甲子園で初めて女子マネジャーが練習参加した。

 ベンチ前でタイムキーパーを務めた津田学園(三重)の加藤妃耶香(ひやか)さん(3年)は「すごいなと感動しました」と目を輝かせた。父と兄も元高校球児ながら甲子園出場はなく「うらやましいと言われました」と笑顔。普段はカレーやシチュー、豚丼など食事もつくる。「貴重な体験でした。選手と監督さんのおかげです」。女子マネジャーの練習参加は今春センバツから、制限付きで認められていた。

 チームただ1人の女子マネジャー藤枝明誠(静岡)の八木晴香さん(2年)が甲子園練習に参加。外野ノックのボールの受け渡しやタイムキーパーとして動き回り、「広くて、声が響くと思いました」と笑顔。小3から中2まで一塁手として野球を続けた八木さんは「女子でも憧れの舞台。立ててうれしいです」と充実した表情で話した。