済美の「怪力3番」亀岡京平(3年)が1試合2本塁打の活躍で16強入りに貢献した。

 1点リードの4回に外角低めの直球を左越えに運ぶ今大会2号ソロ。続く7回にも内角高めの直球を詰まりながらも、強引にバックスクリーン左にたたき込む3号2ランだ。

 愛媛大会の決勝(対帝京五)、初戦の東筑戦でも1本塁打ずつ放っており“3試合連続アーチ”となった。

 試合後、亀岡は「(1本目は)自分が流れを変える1本を打てて良かった。(2本目は)インコースだったと思うけどしっかり肘が抜けて打球も上がってくれて良かった。1回戦から調子が良くてそのイメージで打てた。練習から強く振ることを意識してやってきた」と技ありの2本塁打を振り返った。

 亀岡は今大会2試合で6打数4安打5打点、3本塁打。172センチ87キロとパワフルボディーで柵越えを連発する「怪力男」が悲願の夏初優勝へ、バットでけん引する。