今大会NO・1捕手として注目される広陵(広島)のドラフト1位候補、中村奨成(しょうせい=3年)が、捕手として最多となる1大会4本塁打を記録した。聖光学院(福島)との3回戦で、9回に決勝2ラン。大会タイ記録の3戦連発で、個人1大会最多本塁打記録にも王手をかけた。今日20日の準々決勝は仙台育英(宮城)戦。サヨナラ勝利を飾って勢いに乗る強豪に襲いかかる。

 ◆3試合連続本塁打 広陵・中村が記録。昨年の入江(作新学院)以来で8人目の大会タイ。初戦からは90年松本(宇部商)01年原島(日大三)16年入江(作新学院)に次いで4人目。

 ◆個人1大会4本塁打以上 広陵・中村が記録。12年の北條(光星学院)以来6人目。捕手では79年香川(浪商)ら4人の3本を上回り史上最多。