今夏の甲子園を制した花咲徳栄が10-1で7回コールド勝ちし準々決勝進出を決めた。

 甲子園では4番に座り2本塁打を放った野村佑希外野手(2年)は「1番右翼」で先発出場。5打数5安打3盗塁と大暴れした。

 地区予選から1番の野村は「最初はびっくりしましたが、違和感なくやれています。監督さんからは『1番の意味を考えろ』と言われています。先頭打者で質の悪い凡打をすると怒られるので、これまで以上に低く強い打球を意識してヒットゾーンも広がったし、打撃の幅も広がった気がします」と話した。新チームでは5本塁打を放っており高校通算本塁打は31本まで伸ばしている。

 岩井隆監督(47)は「打てる順番に並べているだけ。まだ手探りの状態で選手のタイプを見ているんで。野村が4番に入るのが理想です」と話した。新チームに関しては「ひと冬越えて面白いチームになる可能性がある。その兆しは見えた」と話していた。