日本ハムからドラフト1位指名された早実・清宮幸太郎内野手(3年)が12日、第97回全国高校ラグビーの東京第1地区決勝(東京・江戸川区陸上競技場)の応援に駆け付けた。清宮家とラグビーは切っても切れない関係にある。

 父克幸氏は、大阪・茨田(まった)高でラグビーを始め、3年時に花園に出場し、高校日本代表に選ばれた。早大4年時は主将として大学選手権優勝。サントリーでは95年度日本一。ポジションはフランカー、NO8。サントリー監督として07年度トップリーグ初制覇。ヤマハ発動機監督として14年度に日本選手権を初制覇。

 清宮は4歳からラグビーを始め、小4まで続けた(野球は小3から)。早実初等部入学時には将来の早大ラグビー部入部を目指していたが、同年、早実が初優勝した06年夏の甲子園決勝再試合を観戦し、野球の道を志した。

 克幸氏と早大同期の小宮山悟氏(日刊スポーツ評論家)によると、克幸氏は「高校に入ったら夏まで野球をやらせて、その後は花園に行かせようか」と話していた。13年冬には、女優吉永小百合が「(清宮兄弟)2人とも野球に行っちゃったのね」と話し「泣きそうな顔をしていた」という。