神奈川高野連と朝日新聞社は24日、来夏の第100回全国高校野球選手権記念神奈川大会について、県内を「南北」に分け、南神奈川、北神奈川大会とすると発表した。記念大会で出場枠が2校に増えるためで、今夏含め、県内最多となる17度の甲子園出場を誇る横浜は南神奈川に、15年に全国制覇した東海大相模は北神奈川となった。

 今夏の神奈川大会8強は南北4校ずつに分かれた。相洋、立花学園、日大藤沢が南に、東海大相模とともに来春の第90回記念選抜高校野球大会(3月23日から13日間、甲子園)への出場が有力となっている慶応や、桐光学園、日大高が北に区分けされた。09年に甲子園初出場した横浜隼人は南に、過去6度出場の名門・桐蔭学園は北に分類され、来年度加盟予定194校のうち、南神奈川に96校、北神奈川に98校が振り分けられた。

 98年の第80回大会は東西で行われたが、第100回大会は08年の第90回大会とほぼ同じ南北での区分けとなった。神奈川高野連は「主催者である朝日新聞社と協議の上、学校数のバランスと、過去の選手権大会においての実績をかんがみて南北となった」と話した。

 ◆来夏の第100回記念大会は史上最多の56代表校で開催される。従来の東京、北海道に加え、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡から2校が出場。埼玉、福岡が北と南に分けられることはすでに発表されている。