今春センバツに出場した静岡の最速141キロ右腕・竹内奎人投手(3年)が、群馬大医学部医学科に一般公募推薦入試で合格したことが6日、分かった。

 中学時代から整形外科医を志してプレーしてきた竹内は「本当に不安で、受かるとは思っていませんでした。でもここがスタート。今まで以上に気を引き締めて頑張ります」と、うれしそうに話した。

 部活後、毎日2時間近く机に向かっていた竹内は、今夏の引退後に大きくペースアップ。学校の図書館などで、平日は6、7時間。休日には12時間以上の猛勉強した。苦手な数学と英語を中心に基礎から、しっかりと固め直した。チームメートの奥田隆成外野手、丸田拓実外野手(ともに3年)らと机を並べ、大いに刺激を受けたという。

 見事に第1志望に合格し、スポーツドクターへの1歩を踏み出した竹内は「選手だけでなく、誰からも信頼される医者になりたいです」と、真剣な表情で話した。