第９０回選抜高校野球大会（３月２３日開幕、甲子園）の選考委員会が２６日、大阪市内で行われ、出場３６校が決定した。２１世紀枠では膳所（ぜぜ＝滋賀）、由利工（秋田）、伊万里（佐賀）の出場が決まった。

＜出場校アラカルト＞

　◆初出場　大会初出場は１０校。初出場１０校以上は、１３年（１０校）以来。夏の大会を含めて甲子園初出場は中央学院（千葉）、明秀学園日立（茨城）、乙訓（おとくに＝京都）、富島（宮崎）、由利工、伊万里の６校。

　◆出場回数　今大会出場校では東邦（愛知）が最多の２９度目。センバツ出場回数では（１）龍谷大平安４０度（２）中京大中京３０度に次ぎ、県岐阜商の２８度を上回る単独３位。

　◆ブランク出場　膳所は５９年ぶり出場。センバツのブランク出場では歴代８位（１位は１５年松山東の８２年ぶり）。

　◆夏春連続　昨夏も甲子園に出ているのは聖光学院（福島）、日大山形、日本航空石川、大阪桐蔭、智弁和歌山、彦根東（滋賀）、おかやま山陽（岡山）、下関国際（山口）、明徳義塾（高知）、東筑（福岡）。

　◆私立優勢　公立は２１世紀枠の３校を含め９校。私立２７校。

　◆アベック出場　神奈川、石川、滋賀、高知、宮崎の５県から複数校が出場。初の複数出場となった滋賀県勢は、２１世紀枠の膳所を含め３校選出。同一都道府県から３校は０１年茨城（水戸商、常総学院、藤代）以来。石川２校は９４年（星稜、金沢）以来２４年ぶり２度目。宮崎２校は６６年（高鍋、宮崎商）以来５２年ぶり２度目。

　◆３校目の春連覇なるか　昨年優勝の大阪桐蔭が出場。センバツ連覇は過去に３０年第一神港商と８２年ＰＬ学園が達成。

　◆兵庫県勢の出場なし　２４、８２、１５年に次いで４度目。

　◆佐賀県勢１１年ぶり　同県のセンバツは０７年小城以来。４７都道府県で最もセンバツから遠ざかっていた。