昨夏甲子園ベスト4の天理(奈良)と今春センバツ出場校の乙訓(京都)が練習試合を行い、天理が1-0で勝利した。

 今秋ドラフト候補に挙がる天理・太田椋内野手(2年)はこの日2打数1安打1四球。阪神、広島、オリックスなど7球団のスカウトが集結し熱視線を送った。2年生は5~9日までスキー合宿に行っており、本格的な練習を再開したばかりだが、乙訓の好投手相手に自分のスイングを崩さなかった。

 中村良二監督(49)も「つられずにボールを見極めていた。自分の持っているタイミングがあるので」とほめた。太田も「徐々に上げていけたら。ある程度タイミングが取れて良かった」。春の大会、そしてその先の夏に向けてどんどん状態を上げていく。