東北王者の聖光学院(福島)が東海大相模(神奈川)に大敗し2回戦で姿を消した。

 1回表に1点を先制したがその裏、先発の高坂右京投手(3年)が3ランを浴びるなど6失点。2番手の上石智也投手(3年)も2回に3点を失うなど序盤で勝負は決まった。

 聖光学院は甲子園で神奈川県勢にまたしても敗れた。05年夏は桐光学園、08年夏は横浜、12年春も横浜、15年夏はこの日敗れた東海大相模で5連敗となった。福島県勢としても神奈川県勢にはまだ白星がなく8連敗となった。

 試合後、斎藤智也監督(54)は9点差の完敗に肩を落とした。

 「予想した最悪の形。(左横手の)高坂でどれだけ目先を変えられるかと思って先発させた。堂々と勝負してくれたら打ち損じてくれたと思うんですけどね。(初回に)四死球3つだと野球にならないですよね」

 攻守にレベルアップを果たし、夏の福島大会で12連覇を達成して再び甲子園に舞い戻る。