智弁学園-創成館の9回裏1死満塁に、打球の判定を巡り、試合が一時中断した。

 創成館の代打埜川が遊撃に小飛球を放った。智弁学園の遊撃手・畠山が地面に落下するかどうかの微妙な位置でキャッチ。創成館の各走者はフライアウトと判断し、塁上にとどまったが、鈴木隆球審は「ノーキャッチ」と判定。守備側は本塁と三塁に転送し、走者を封殺。遊ゴロの併殺プレーとなった。創成館は直接捕球をアピール。審判団が集まり、確認したが、判定は覆らなかった。

 この試合の審判幹事を務めた日本高野連の窪田哲之審判規則委員長(61)は試合後に報道陣に対応。「打球のテリトリーは球審で、ダイレクトではなく、ノーキャッチと判定した。創成館の走者はそれぞれ塁上にいたので、三塁走者と二塁走者がフォースアウトになった」と説明した。