センバツ高校野球第9日は、ベスト8入りをかけて3回戦4試合が行われる。見どころは以下の通り。

 【3回戦】

 ▽第1試合(8時30分)

 明秀学園日立(茨城)-大阪桐蔭

 ともに打力を自慢とするチームだ。大阪桐蔭は初戦で先発全員安打を記録し、20安打で14得点。6番石川が4打点を挙げるなど、どこからでも得点できる。明秀学園日立は1番増田が打線を勢いづけたい。エース細川の踏ん張りも鍵になる。

 ▽第2試合(11時)

 花巻東(岩手)-彦根東(滋賀)

 両左腕の対決が注目だ。花巻東の田中は初戦で強打の東邦に対して低めへチェンジアップなど変化球を集めて好投。彦根東の増居はピンチにも直球で押す強気の投球が光る。打線は高内が本塁打した彦根東が上だが、低めの球を見極めたい。

 ▽第3試合(13時30分)

 三重-乙訓(京都)

 三重は初戦で13安打と打線が好調。一気の集中打には迫力がある。完封した定本ら、中1日での投手起用にも注目だ。乙訓も1番大上を中心に打力では引けを取らない。相手に左打者が多く、初戦で精彩を欠いた左腕富山の復調がポイント。

 ▽第4試合(16時)

 近江(滋賀)-星稜(石川)

 両チームとも初戦は打線が活発で集中打も出た。星稜は1番南保が出塁すれば得点につながる。先手を取り、2年生の速球派、奥川を投入して逃げ切りたい。近江も継投時期がポイントだが、先発の林がどこまで踏ん張れるか。