三重が接戦を制し、センバツ26年ぶり8強に進出した。同点の3回に2番浦口のソロ本塁打で勝ち越すと、先発福田がこのリードを守り切った。三重は14年夏準優勝の経験があるが、春は92年以来のベスト8進出。

 2回戦から中1日の三重は甲子園初登板の福田が先発した。その三重が先制。1回裏。内野安打で出塁の2番浦口が盗塁で二進。4番大川の中前打で浦口が俊足を飛ばし、生還した。

 乙訓は3回表に2本の内野安打などで1死二、三塁。4番宮田は内野ゴロも、三塁走者・大上が守備の隙を突く好走塁を見せ、同点とした。

 その裏、三重は2死から2番浦口が今度はパンチ力を見せる。右翼ポール際へ本塁打。2-1と勝ち越した。

 1点を追う乙訓は8回、相手守備の乱れもあり、2死二、三塁とするが4番宮田、5番中川で得点できない。

 「公立の星」、乙訓には1点が遠かった。春夏通じて初めての甲子園で8強入りはならなかった。