星稜が石川県勢初の4強進出を逃した。

 序盤に最大で5点差をつけられたが、持ち前の粘りを発揮。2戦連続で逆転勝利を呼び込む活躍を見せてきた奥川恭伸投手(2年)が8回裏に2点タイムリーを放ち、同点に追いついた。しかし9回に守備のミスから一気に5失点で突き放された。

 林和成監督(42)は「まだまだ甘いと野球の神様に言われた感じがした。甲子園はいろんなことを教えてくれる。もう1度、守りをしっかりしたい」と敗戦をかみしめた。星稜にとって、春は3度目の準々決勝となったが、壁を越えることはできなかった。