春季高校野球関東大会の組み合わせが8日、決定した。センバツ4強で推薦出場の東海大相模(神奈川)など19校が参加。決勝は23日(千葉県天台)に行われる予定で、関東の頂点を目指した熱い戦いが繰り広げられそうだ。

 プロ注目の選手が、そろった。長距離砲では昨夏の甲子園で本塁打を放った花咲徳栄(埼玉2位)の野村佑希内野手(3年)が、最大の注目を集める。昨春のセンバツで2本の満塁弾を放った高崎健康福祉大高崎(群馬1位)の山下航汰内野手(3年)、1年から4番を務めた浦和学院(埼玉1位)の蛭間拓哉外野手(3年)らが注目される。

 好投手もそろった。センバツで147キロをマークした日大三(東京1位)の井上広輝(2年)。横浜(神奈川1位)のエース板川佳矢(3年)、最速149キロの及川雅貴(2年)は高校屈指の左腕。習志野(千葉2位)の古谷拓郎(3年)、東海大相模・斎藤礼二(3年)、明秀学園日立(茨城2位)の細川拓哉(3年)、最速147キロ左腕の国士舘(東京2位)の草薙柊太(3年)らも注目される。

 今春のセンバツ出場組も、4強の東海大相模を含む3校が出場する。芳賀大成内野手(3年)、増田陸内野手(3年)ら強打を誇る明秀学園日立、日大三は日置航主将(3年)を中心に、投打にバランスが取れたチームと言える。

 センバツ出場校以外でも、攻守で力のある強豪校がそろった。昨秋の関東大会8強の高崎健康福祉大高崎、山梨学院(山梨1位)、浦和学院、常総学院(茨城1位)らも夏の100回大会に向け、投打で充実した戦力が整った。