第100回全国高校野球選手権記念北大阪大会の組み合わせ抽選会が22日に行われる。記念大会の今年は南北に分かれ、大阪から2校が甲子園に出場。北大阪大会は、今年のセンバツで史上3校目の2連覇を果たした大阪桐蔭が本命だ。

 今秋ドラフト1位候補の「二刀流」根尾昂内野手(3年)、藤原恭大外野手(3年)ら実力者がそろい、経験値ともに申し分ない。特に藤原は、痛めていた右膝も万全で絶好調だ。今春の府予選は右膝を完治させるためベンチを外れていたが、復帰戦となった近畿大会初戦で5打数5安打。50メートル5秒7の俊足と長打力で、強力打線をけん引する。スキの無い野球で夏の大阪大会2連覇を目指す。

 17年のセンバツで準優勝の履正社は、今春の大阪大会で4回戦敗退となったものの力は十分。主将の浜内太陽外野手(3年)を中心に、「打倒大阪桐蔭」に燃える。プロ注目の長身右腕、羽田野温生(はるき)投手(3年)擁する汎愛(はんあい)、タイプの違う投手陣が魅力の関大北陽も実力校だ。

 注目は府立校の寝屋川。今春の府予選準々決勝では、エースの藤原涼太投手(3年)を中心に大阪桐蔭を9回2死まで追いつめた。経験を糧に夏も躍進なるか。大阪桐蔭を軸に激戦区となりそうだ。