今春のセンバツ準優勝の智弁和歌山が和歌山大会の初戦で大勝した。高野山を12-0の6回コールドゲームで下した。

 百戦錬磨の高嶋監督は「高校野球は階段を一気に上がれない。全力で一戦一戦、勝っていくことが大事」と気を引き締めた。

 まったく隙を見せず、危なげなかった。看板の強力打線が爆発。2回に平田の2点適時打などで5点を先制した。6回にも一気に畳み掛けて7点を奪った。

 投げても平田は安打を許さなかった。「うれしいことはうれしい」と言いながらも「9回まで投げていたら打たれたかもしれない。また次に向けて修正する」と浮かれた様子はなかった。