脇町がつるぎとの接戦を制し、2回戦に進出した。2-2の6回からエースの立木遼投手(3年)が登板し、8回には自己最速を更新する144キロをマーク。「1点も与えないという気持ちで、緊張感を持って投げた」と4イニングを1安打無失点の好救援で流れを呼んだ。打線は8回2死一、三塁で、一塁走者がスタート。一、二塁間に挟まれる間に三塁走者が生還し、決勝点を奪った。

 「得意教科は現代文で、成績は学年の真ん中くらいです」とはにかむ進学校のプロ注目右腕。夏休みには朝から昼までの補習が始まり、その後に練習を行う。「勉強での集中が野球にもつながる」と文武両道で聖地を目指す。