四街道が、春ベスト8、Bシードの流通経大柏を10対6で破り、ベスト16入りを果たした。

 1回裏、先発の佐々木光瑠投手(3年)が流通経大柏打線にいきなり捕まり、1死一、二塁から安永祥晟内野手(2年)に右翼越え3ランを浴び先制点を許してしまう。

 高橋正人監督(56)は、「この1本で目が覚めた。選手たちは強豪を相手に力が入っていたんでしょう。ここから力が抜けて普通通りできましたね」と、振り返った。その言葉通り、選手たちは「今までやってきたことを出せばいい」と、すぐに立て直し、2回表、2死から四球を1つはさみ、5連打で一挙5点をあげ逆転に成功。その後も2回2点、5回2点、8回1点と得点を重ね、16本の先発全員安打で大勝した。

 5回2/3を投げ3失点の佐々木は「緩急をつけたピッチングが自分の持ち味。1つ1つ、しっかりカウントをとることを意識した。それぞれがしっかり役割を果たせば勝てる。そう信じていた」と、胸を張った。

昨夏に続くベスト16入り。「1つでも上に勝ち進みたい」その先の優勝を、しっかりと見据えた。