横浜商が松陽を7回コールド10-1で破り、4回戦進出を決めた。

 2回に4安打を集めて3点を先制すると、その後も攻撃の手を緩めず、13安打10得点。投げては、開幕直前でベンチ入りした背番20の茂木幹太投手(3年)が4回無失点と好投した。

 父子2代での甲子園を目指す稲妻大成主将(3年)は2回の打席で、内野ゴロで全力疾走しこの日もチームに勢いをつけた。稲妻は「勝ちに結び付くプレーをするのが自分の役目なので」といつも通りの試合運びに納得の表情。

 試合後には、小学校時代に横浜市の旭リトルでチームメートだった松陽の小野航平投手(3年)のもとへ。稲妻が「打席に入るときに緊張した。いい球投げていたよ」とたたえると、小野も「俺たちの分まで頑張ってくれ」とエールを送っていた。