山梨学院が、逆転勝ちで準決勝進出を決めた。

 1回表、いきなり3点を先制されるも、着実に3回裏に2点をかえした。2-3で迎えた5回裏2死三塁、主将の清水雄登外野手(3年)が同点の中前適時安打。5回に3点、7回と8回にも点数を重ね、8-4で4強入りを決めた。

 吉田洸二監督(49)は「先制されて負ける展開になるかなと思ったんですけれど、選手たちは落ち着いてやっていた。主将のあの中前のヒットはなかなか打てないと思いますね」と舌を巻いた。

 清水雄は「やってきたことを出そう、来た球を返そうと思ってはじき返した。初回に3点を取られても『取り返そう』とチームに声をかけて勝つことができた」と笑顔を見せた。「もし甲子園に出られたら、山梨学院はまだ甲子園で2勝したことがないので、新しい記録を作りたい」と先を見据えた意気込みも話した。

 準決勝は21日、甲府工と対戦する。