U18日本代表候補の最速152キロ左腕、横浜・及川雅貴投手(2年)が今大会初先発し、3回4安打2失点で降板した。5三振を奪ったが、3四球を出すなど安定感を欠き「カウントを悪くして、置きにいった真っすぐを打たれた」と反省した。

 平田徹監督は「全然ダメでした。期待値が高い分、プレッシャーもあると思いますが。最後の練習試合からだいぶ登板間隔は空いていますが、もう少し彼本来の姿を見せてほしかった。及川に関しては消化不良ですね」と言った。

 万波中正外野手(3年)は昨秋以来となる4番で先発し、2安打を放った。4回からはマウンドに上がり2回無失点で3三振を奪った。「4番投手」については「素直にうれしかった」と喜んだ。平田監督は「(4番は)長南より万波の方が状態がいいという判断」と言い、背番号「13」については「いろいろな部分で謙虚に自分を見つめ直してほしかった。こちらの意図を受け止めてくれている。今はチームプレーヤーの鏡」と精神面の成長を感じている。