北大阪大会準決勝で、春夏甲子園の連覇を目指す大阪桐蔭がライバル履正社と激突。8回に逆転を許し、9回もあとアウト1つで夢がついえるところまで追い込まれたが、4連続四球で同点。さらに適時打でたたみかけた。瀬戸際からの劇的な逆転勝ちで、聖地帰還にあと1勝とした。

 大阪桐蔭はこの日もドラフト1位候補コンビが、攻守で貢献した。根尾は準々決勝に続いて登板。8回に一時逆転を許したが、要所でギアを入れ8回8安打4失点。「飛ばしていけました」と懸命に腕を振った。粘りの投球に西谷監督も「根尾も本当によく投げました。今日勝てたのも根尾のピッチングのおかげ」とねぎらった。4番藤原は7回先頭打者で右翼へ三塁打。先制の好機をつくった。