日本高野連は4日、大阪市内で理事会を開き、応援団および観客向けの熱中症対策を発表した。

 大会中に来場した学校応援団に対しては、一塁側、三塁側アルプスに水(ミスト)を散水する機械を3台ずつ準備。応援団責任者の管理のもと、3回、5回、7回は必須として、試合中に定期的にまくことを決めた。

 観客に対しては、以下の5項目を軸に対応。

 <1>来場した観衆に「熱中症注意」アナウンスの実施

 <2>大型扇風機を各入場門、通路等に11台設置

 <3>アルプス席の各入場門にミスト扇風機を計5台設置

 <4>外周売店を4カ所から6カ所に増設。飲料、ミストスプレー、首冷却グッズ、塩分補給タブレットなどを販売

 <5>外周売店付近にミスト扇風機4台設置

 甲子園のリニューアル後、場内の各エリア通路にはファンコイル(冷風機)を約50台設置している。

 日本高野連・竹中雅彦事務局長は「やれることはすべてやっていきたい」と、対策に万全を期す考えだ。