今センバツ8強の創成館(長崎)が、大会注目右腕の前に完敗を喫した。

 創志学園(岡山)の2年生右腕、西純矢投手の前に16三振を喫し完封負け。自慢の打線も4安打に抑えられ、三塁を踏むこともできなかった。稙田龍生監督(54)は「完敗でした。西くんに想定以上の投球をされました。あんなに直球、変化球にキレがあると思わなかった。最後の夏に、最高の投球に当たってしまった」と脱帽だった。

 先発したプロ注目左腕、川原陸投手(3年)は4回途中4失点で降板した。「連打だけは注意したが、これが自分の力なのかもしれない。進路については未定です」と肩を落とした。