高校日本代表がU18アジア選手権(3日開幕、宮崎)連覇に向け、国際大会対策にも着手した。投手、野手ともに「ボーク対策」として、移動のバスの車内などで横浜・松坂(現中日)らが出場した98年、東北・ダルビッシュ(現カブス)が出場した04年の試合の映像をチェック。国際審判のストライクゾーンも含め、日本とは異なる点を確認した。

合宿中には、国際試合の「アンリトン・ルール」に関する説明も行われた。ルールブックに記載はないが、破れば故意死球などの報復を受けるという不文律。昨年のU18W杯では7点リードの場面で盗塁を試み、次の回の打席で早実・清宮(現日本ハム)が死球を受けた。また、日本高野連は侮辱行為に捉えられる可能性を考慮して万全を期し、大会中は金足農(秋田)吉田輝星投手(3年)がマウンド上で行う「シャキーン」ポーズの自粛を求めた。