千厩が「千葉軍団」の活躍で、5-3と黒沢尻工を破り、準々決勝進出を決めた。

ベンチ入りメンバー20人中、千葉姓が6人。0-0の3回表無死三塁で、「8番遊撃」の千葉楽斗(がくと)内野手(2年)が三塁強襲適時打を放ち、先制点を奪った。4打数3安打の活躍を見せた楽斗は「強い打球を打てたことが良かった。先制点は大きかった。強い高校とやる時にはロースコアの接戦が多くなるので、そこでも打ちたい」。名前はバンドを結成している父元さん(44)さんから、歌手GACKTにちなんで命名された。

「9番三塁」の千葉綾太(りょうた)内野手(2年)も3回に犠打を決め、5回にはホームも踏んだ。6回にも四球を選んで好機を広げるなど、つなぎ役に徹した。

1回戦で2安打完封のエース右腕・千葉哲太(てった=2年)も、9回7安打3失点(自責2)と好投した。3番としての打撃でも3安打1打点2得点。「後半の投球はボロボロでしたが、良いバッティングはできました。1つ1つ勝っていきたいが、兄貴のことは超えたい」。17年夏に同校のエースとして8強を導いた兄英太(トヨタ自動車東日本)を上回る4強入りに王手をかけた。