大阪桐蔭が今夏の甲子園の南大阪代表、近大付を下して16強入りを決めた。1年生コンビのバットから先制。5回1死二塁から3番西野力矢内野手(1年)が右翼へ二塁打を放ち1死二、三塁とし、4番船曳烈士(れつし)外野手(1年)が中前に抜ける先制の適時打を放った。

ここまでの3戦で3本塁打を放っていた西野は、この日1発はなかったものの5打数5安打。「舞洲(シティ信金スタ)は簡単にホームランは入らない。たたいてつないでいく意識でした」とつなぐ打撃で存在感を見せた。1年生ながら主軸に座ることには「いつも緊張しますけど、3番が打つことでチームが勝つことにつながる」。初々しくも頼もしい戦力となった。