吉田輝星「決断に不安や迷いもあった」一問一答２

今夏の第100回全国高校野球選手権で準優勝した金足農（秋田）の吉田輝星投手（3年）が10日、秋田市内の同校体育館内で進路表明会見を行った。甲子園決勝後から「いずれはプロで」と態度を表明してこなかったが、今月4日には既定路線だった八戸学院大（青森）に進学辞退の断りを入れていた。会見での吉田の一問一答は次のとおり。

－人生の大きな転換期、この時期をどう感じて過ごしたか？

吉田　最初は甲子園を目指して、甲子園に出てたチームを追いかける立場だったんですけど、チーム全体として甲子園で勝ち上がっていく中で、追われていく立場になってきたんで、そこで気を抜かずにしっかり、自分たちのやることをしっかりやろう、と思っていました。

－この数か月、自身で変わったと実感することは？

吉田　甲子園（で活躍する）前よりは、注目されることが多くなったことがやはり一番大きいと思います。周りの環境は変わったんですけど、野球に対しては今までどおりしっかり取り組んでいこうと思っていました。

－以前、巨人が好きだと言っていた。気持ちに変わりはないか？

関係者　特定の球団に関する質問はご遠慮下さいますようお願いいたします。

－意中の球団はいくつかあるのか？

吉田　プロの世界に入れるのであればチームは関係なく、どのチームに行ってもしっかり自分が努力しようと思っています。

－決断の過程で迷いはあったか？

吉田　甲子園に出たことで環境が変わったので、しっかり冷静に受け止められない部分もあったので、少しだけ迷いもありました。客観的にしっかり自分を見た中で、プロの世界でも通用するかということを考えられなかったので、少し不安でした。

－決断の最大の要因は？

吉田　甲子園、国体、Ｕ18と経験してきた。その経験が一番の決め手でした。