大阪偕星学園が大商大堺にサヨナラ勝ちし、近畿大会出場を決めた。先発で4番の坪井悠太投手(2年)が2-2の9回2死一、二塁で、左翼へサヨナラ適時打。「どんな形でもいいからサヨナラ勝ちしようと思いました」。高校初めてのサヨナラ打に、大きなガッツボーズで喜びを表現した。

投げても3安打2失点完投と、この日は投打で活躍。前日13日の大阪桐蔭との準決勝でも先発し、結果は3回8安打4失点だった。「調子が悪いとかいいとかではなく、全力でいこうと決めて、その結果(勝てて)良かったです」と全力を尽くした。

20日からはセンバツ出場校選考の重要参考大会となる近畿大会が始まる。「打つほうも投げるほうも、どっちも目立っていきたいなと思います」と笑顔で“二刀流”の活躍を誓った。